2023年 06月 15日
ありがとう
前回からおよそ2年ぶりの更新です。
皆様お久々です。
さて、そんなわけで早速ですが
先週6月10日
私の祖父が亡くなりました。
ちょうど本日15日と明日16日で通夜や告別式を執り行っている最中です。
おかげでこの1週間ばかり会社をお休みして片付けやら式の打ち合わせやら色々ありました
で、この祖父というのが私の人生に多大な影響を与えた、いわば師のような存在でして。
今まで30年続くリキペディア史のルーツともいえる人だったので、今回記事にして改めて今日ここまでのありがとうと、そしてお疲れ様の言葉にしたいと思い筆を執りました。
まぁ半ば自語りのような、自分の心の整理のためのものなので、あまり他人向けではないかもしれませんが……
せっかくなので言葉にして、文章にしたいと思いましたので残しておきます。
まず、私の祖父は鉄道をこよなく愛する人でした。
ちょうど入った会社の中でも鉄道にかかわる部門だったからなのか、元からの趣味だったのかは定かではありませんが……
だいぶ昔はHOゲージのような鉄道模型やジオラマを家に持っていたそうですが、いつだったか後輩に貸したらそのまま返ってこなかったとかで、以降はその自社でかかわる鉄道の車両を数両持ってるだけでした。
そんなこんなで、初孫である私リキペディアが誕生したのがとてもうれしかったのでしょう。
小さい頃から神田の旧万世橋駅にある「交通博物館」に毎年の帰省のたびに連れて行っていたそうです。
そして何の因果か。
何かがぴったりはまったのか。
幼きリキペディア、それをたいそう気に入ったそう。
そっから小学生になり、2年生3年生ともなると帰省するたびに「交通博物館行きたい!!」とせがむようになりました。
特に巨大な鉄道ジオラマに、たくさんの鉄道模型を走らせるメイン展示が大好きでした。
現在30歳を超えた今でもよく覚えています。
また記憶がおぼろげですが、確か神田の交通博物館の2階は鉄道ではなく、飛行機や船舶の模型がいっぱいあったのを覚えています。
そこらへんは大人向けの展示だったのか、背が低いリキペディアではまだ棚の上段の展示を見ることができず……。
それでも毎年来るたびに(身長が伸びて)、去年よりも見える範囲がだんだんと広がっていくのをとても楽しんでいました。
間違いなく当時の毎年の楽しみ、といってよかったでしょう。
ちなみにその最上段の船の模型が見えるようになったのは4年生か5年生の頃。
鎮座していたのは旧海軍の戦艦「武蔵」だったのをよく覚えています。
まぁやっぱり他の船舶(白いフェリーや緑のタンカー)と違って、黒と赤でゴテゴテと色々乗せた船がかっこよかったのかもしれません。
また当時「なんで大和じゃなくて2番艦……?」みたいに頭をかしげていたこともよく覚えています。
そういったことがあったのが2002年とかのお話
そして2006年。
交通博物館が閉館し、鉄道部門だけを移管した「鉄道博物館」が埼玉の大宮にうつります。
もちろん、開館して次の帰省で祖父と行ったのはいうまでもありません。
その後何回か一緒に行きましたが、最後となったのは2017年付近です。
また2001年に開館したみらい科学館にもよく連れて行ってくれました。
これは天文好きな母の影響もあるのでしょうけども、なんと運のいいことに初代館長の毛利衛さんがいらっしゃっていて握手してもらった、なんてことがあったり。
ちなみに通信の仕組み、とかいう白い球と黒い球をごろごろ転がしていく展示が好きでした
2005年には新しく開通したつくばエクスプレスの初乗り切符を買ったと自慢してきたりしたのも覚えています
(開通当日に祖父が買って私にくれたつくばExのテレフォンカードが未だ私の財布に入ってます……)
2007年には当時では夢の技術だったsuica、PASMOのカードをゲットしたとかでおまえの分だ!ともらったものの、悲しいかな大分には全く使うところがなく。
(大分で交通系ICが普及するのは2010年以降、さらにsuicaやPASMOが他の交通系ICと相互利用できるようになるのは2013年……)
あ、ちなみにこの時もらったPASMO、まだ大事に持ってます。
ちょうど2016年に関東で就職して最初の3年間は私鉄通勤だったので、この時にもらったPASMOに定期券の印刷をしています。
そんで2012年には横浜に原鉄道模型博物館が新設されたので一緒に行ったりしています。
走行音がいいねぇなんて2人で言いながら1日中いたりしました。
帰りにふらっと寄ったお店でグラスビールを美味しそうに飲んでたのを書いててなんか思い出しました。
そんなこんなで今に至り
博物館とか科学館が好きになったのも
交通博物館のジオラマから模型を好きになったのも
機械に興味を持ってしまったのも
全部が全部、この祖父のせい
その結果、高専の機械科を受験することになり
その後の就職でも機械関連の会社に行くことになり
今のリキペディアを構成するルーツの結構な割合がこの祖父由来成分となっています。
私自身、今のこの趣味や好みといったものは非常に気に入っているので、祖父にはとても感謝しています。
想いをつないでいく、というような言は歯が浮くようなものかもしれませんが、少なくとも祖父が持っていたそういった祖父のエッセンスは間違いなく私が引き継いだのです。
バトンがつながったのです。
だから、だからこそ
ありがとうございました
そして、おつかれさまでした
明日、そう伝えてきます。
さてさて、ではでは。
追記。
2023年現在。
私が働く会社の隣には、祖父が働いていた会社がある。
縁って不思議なものですね
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by rikipedia
| 2023-06-15 23:42
| 歴史バカの日記
2021年 08月 13日
リキペと同期と新人と
2021年5月
コロナの猛威は未だ収まらず、窮屈な日々を過ごす中
桜が咲いて寒さもなくなってきたと思っていたら、あっという間に4月が5月へと移り変わってしまった2021年
そんなこんなですが弊社では今年も新人がやってくる時期となりました
今年入ってくる新人は高卒
つまりなんと18歳
わたくしリキペディアからすればちょうど10歳も下です
もうそろそろ干支が一周してしまうぞ、などと思いながらも
まぁ新人が来るのは毎年恒例の行事だな、と慣れるくらいには仕事を続けてきました
もしかして、私の同期入社の友人も今頃別の部署で同じように新人を迎えながら同じような感慨を抱いているのでしょうか
とはいえ新人と10歳も年が離れるリキペディアと違い、5歳年下の同期の友人らは同じく新人に対しても差は5歳なので、リキペディアほどやれやれなんて感じないのでしょうけども
などと考えつつ、新人が自己紹介で2回ほど噛むのを見やっていると、ふとした思いが頭の中をよぎります
そしてそれに気づいて、ふふ、と思わず笑ってしまうのです
そうだ、なるほど、そういえばそうだったなぁ
あれはリキペディアが入社した2016年
短大から入社したリキペディアは、高専で留年退学したのも相まって、新卒のわりに年齢は23歳
高専で初めて留年したときに周囲は1歳下になり、2回目の留年では2歳年下になり
そして退学後の短大ではみんな3歳年下
さすがにこれ以上はないだろう、そう高をくくっていたらなんと会社での同期入社はみんな高卒18歳
なるほど、ついに来ました5歳年下ですか……
どうりで年金がどうだ、選挙権がどうだという話が通じないわけです
(リキペディアは周囲の人間全員が同じ短大卒=20歳だと思ってました…。なんなら働くのは20歳以降だとかいう認識がありました)
その時
そう、あの時部屋に集められた同期を見て、確かにリキペディアはこう思ったのです
「子どもだ、子どもがいる」
別段、言動が幼いということを馬鹿にした意味ではなく
文字通りの意味で、その容姿の若さに思わず「子どもがいる」と思ったのです
まるでアニメに出てくる古参兵のように「こんな戦場(職場)に子供を送りやがって」というような感想
もちろん、それを抱く自分自身もまた23歳という世間から見れば十分に「お子様」ということを自覚しながらそんなことを思ったのです
そして、今
2021年
あれから5年が経って、つまり「私の同期から見る今年の新人」は
まさに「当時のリキペディアが同期を見る目」と同じになったわけです
23歳から見る、18歳の少年少女と言っていい年頃のこども
そしてそれを見やるリキペディアは28歳のこども
その同期たちが、新人を見てどのような思いが到来したのか
「こどもがいる」
「生意気なやつだ」
「意外としっかりしている」
「まだ高校生じゃないか」
あの時のリキペディア同様、誰にも言えぬ胸中でそうつぶやいたのでしょうか
などと、新たに来た新人を見てそんなことを思ってしまったのでした
これからもまだまだ続く社会人生活
あの時感じたこと、思ったことを少しでも後になって振り返れますよう
さてさて、ではでは
追記(リキペと同期)
今更ですがちょうどいいタイミングなので書いてしまうと、やっぱり当時はやれやれ…というようなことがたくさんありました
例えば、入社式の直後に社章をスーツに引っ付けたまま飲食店に出かけて行こうとするのを押しとどめたり
女の子の手前、良い恰好しようと必要以上に年上に偉そうに接しようとするのを受け流したり
まぁ他にもあれやこれやとありましたが、それも先日まで高校生だったと思えばこそ
恐らく同じような感慨を、同じく5歳離れた新人に感じることになるんだろうなぁなどと思いつつ、とはいえこれは連鎖みたいなものだからまぁ笑って許してやってやろうぜ、などと思うのでした
そんなわけで、これからも一同期として敬われないよう尽力していく所存です
敬われるためにわざわざ5年早く生まれたわけではありません
それでもこれまで同様、お兄さんとして年長として先達として頑張っていきます
それでは!
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by rikipedia
| 2021-08-13 04:20
| 歴史バカの日記
2020年 08月 02日
リキペディアと同期とご先祖様
ひょんなことからご先祖様の石碑があることを知ったリキペディア
灼熱の8月、家が近い友人Sを誘って石碑を探す旅に出ることに
しかしその石碑の前で明かされる驚愕の事実とは―?
リキペディアと友人S、そして100年以上前のご先祖様を巻き込んだ世にも奇妙な物語!
本編は「続きを読む」をクリックしてください
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by rikipedia
| 2020-08-02 19:58
| 歴史バカの日記
2020年 07月 31日
2019旅行日記(5月新潟編)
2019年旅行シリーズ第四弾
「そうだ日本酒飲もう」を合言葉に北関東に集まった精鋭!
日頃から酒を飲まないリキペディアはこの旅で日本酒と分かり合うことが出来るのか?
(出来ません)
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by rikipedia
| 2020-07-31 22:17
| 歴史バカの日記