球技大会、続き。   

さて、続きです。





さて。少し居座っていると先ほどまで1Mでプログラミングを教えていたU田殿が来て、

「1Mが決勝に行ったよ~」

と言ってくれた。


・・・・・。


ってえぇぇぇぇ?!?!?!


決勝に行ったのはどこかなんて質問は簡単すぎる。

無論野球であろう。

たしかに野球に参加したのは1M屈指の筋肉マッチョなやつらだが・・・・・。


これは行かねばなるまい。
(行かなかったら後々非難されそうだし。苦笑)

とまぁ、そんな本音を心の中で言いつつ、俺は第一グラウンドへ直行した。
グラウンドではついさっき試合が終わったのか、練習をしているようであった。

階段を降り、ベンチに行く。
ベンチには既に1Mの面々が勢ぞろいしており、会話したりしていた。
B場ちゃんとH瀬殿もいる。
そいつらの席の近くに座ると、そろそろ試合が始まりそうな感じになってきた。

そこでS藤殿がなぜか歴史の語呂合わせを大声で言い始めた。




S藤殿
「鳴くよ、うぐいす??」






みんな
「平安京ぉぉ!!!」




ってえぇぇ??
野球の応援で歴史すか?!?!?
いや、面白いしこの感じが我が1Mだから許容だがな。笑。




そして二つ目。














S藤殿
「イクイク気持いい??」







なんだその下ネタ語呂合わせ!!!!
いや、まぁ、授業でも出たから答え知ってるんだけどな。苦笑。






みんな
「ワイマール憲法ぉぉ!!!」





(ワイマール憲法・・・1919年成立。正式名称ドイツ共和国憲法。書く必要ないと思うが、イクイク→1919年である。)




政治経済の時間に出てきたからねぇ。
まぁ、「あぁーなるほどー。」を略して「アーナル」って呼んでるクラスなのでもはや下ネタ系には慣れてきたリキペディア。


さて、3つ目。




S藤殿
「白紙に戻そう???」




みんな
「遣唐使!!!」




さっきより声の大きさと答える人数が少し減った気が・・・・。苦笑。




さて、この三つ目で試合が開始。
相手は当然先輩。

相手が先に打つようだ。
さて、1回目の裏はみんなバンバンと打ち、一気に4点か5点を入れた。

しかし、その次には敵にも打たれ、またパスを投げ損ねたりして逆転。
その後の回では両陣営とも膠着状態が続いた。



その間、言うまでもなくベンチもずっと応援を続けていた。
誰かが打つたび、ノリの良いテンポで「ナイスバッティング!!!」とみんなで言い、チェンジのごとに選手にねぎらいの声をかけた。

ときにはいつもの冗談を言い合ったりしながらもクラス全体がまとまっている。

そんな感じがした。


正直なとこ。

リキペディアは泣き寸であった。







初めてなのだ。




スポーツ観戦で感動したのは。


今までトリニータやヒートデビルズを何回か応援しに家族で行ったりしたが、いつも冷めた態度でぼうっとしており、正直ヒマであった。



でも。

今回はなぜか違う。
いつも授業中騒いでて、理不尽な物言いで、先生等を困らせている我がクラス。
俺も何回か頭に来ることがあった。


でも。
今はそいつらのために。

勝ってほしいと願う自分がいる。

なぜかは自分でも分からない。
とにかく勝ってほしいのだ。


いつもすぐそばにいる級友が今、先輩に対し果敢に挑んでいる。その光景が俺を感動させたのかもしれない。

みんな精一杯頑張っている。

しかし、俺が知らないであろう激戦ですでに疲れきっている。
ずっと投げ続けているピッチャーはその様子が遠くから見ていてもわかる。





みんな頑張っているのだ。

いつもとは違う真剣な表情で。

俺だけ何もしないわけにはいかない。

だが、できることはせいぜい、応援程度。

しかし、それが彼らの助けにでもなるのなら。

それで球速や飛距離がわずかでも伸びるのなら。

俺は声を張り上げて応援する。

彼らのために。



1Mに熱あれ 級友に栄光あれ・・・!!
















いつもの俺なら
「そんなことは所詮キレイ事であり、理想論だ」
と言う。
しかし、今。


それらはキレイ事ではなくなった。


キレイ事ではなく、切実に勝ってほしいと思い、野球に参加しなかった級友が彼らを応援している。
そして、その期待にこたえるため、野球に参加した級友が頑張って先輩に挑んでいる。




いつしか、グラウンドの周りには観客が相当数いた。
その数は優に300人を超えているだろう。

そのほとんどは閉会式の時間になったから集まってきた人たちであろうが、みんな食い入るようにその試合を見ていた。








実写版ルーキーズ

(ルーキーズはもともと実写版なので厳密には少しおかしい表現。)






そんな言葉が思わず頭の中をよぎる。

そして俺は1Mのクラスに入れて強運だと思った。


父親の半強制的な薦めによりこの学校に入学し、最初は誰一人として友達がいないこの学校で、俺は不幸だと感じた。

それに続く相次ぐ欠点も俺自信を失望させた。

この学校に来た自体が間違っていたと思った。

しかし、そうではなかった。



このクラスにいることができて本当によかった。



頑張ってくれ・・・・。




そう思いながら応援を続ける。



そして時間により少し早めの最終回。
まるでドラマのような状態がそこにはあった。


2アウト。満塁。
そしてこちらの攻撃。



これさえ打てば・・・・・・。

頼む。打ってくれ・・・!!!!!


そう思い、ベンチのみんなが打ってくれと応援する。


その願いが通じたのか、パキンと音が響き、ボ―ルが飛んでいく。
その狙いはピッチャーの手が届かない程度の横。


3塁が走る。


このままいけば3塁が戻ってきて、同点。その後の延長、もしくはジャンケンで・・・。


そういったねらいであったらしい。


しかし、相手ピッチャーも逃すものかとボールにしがみつき、転がりながらもキャッチ、1塁に送り、アウト。





結果、先輩相手には勝てなかった。









しかし。
彼らは本当によくやってくれた。
本当に。

初めてだなぁ・・・・・。
スポーツ見て感動したのは。

感情表現、特に泣く、怒る、感動するというのがあまりないリキペディア。
それが一気に二つ同時に起きたのは自分でも信じられないことだ。

その後、閉会式があり、1Mは準優勝をたたえられた。
そして、クラスナンバーワンコンテストでも準優勝をいただき、カップラーメン人数分を商品として進呈された。


(クラスナンバーワンコンテスト・・・出席率や教室の汚れ、その他全てを集計したコンテスト)


クラスに戻り、ラーメンを分配したのち、文芸部は印刷作業に入った。

そして、疲れきった状態で寮へと戻った。



今日は本当に楽しく、充実した日であった。

1Mの面々は来年こそは優勝を!!!!と張り切り、今から練習しそうな勢いであった。


さて、長い記事となったが、ここらで。


ここまで読んでくれた方へ感謝。


プラス1Mの面々にも。
明日また学校で会いましょう。と心の中で。




さてさて。ではでは。
[PR]

by rikipedia | 2008-12-18 18:25 | 歴史バカの日記

<< 球技大会 部誌編集 >>