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無駄な抵抗パート2

11月30日日曜日.



テスト勉強することが無駄な抵抗だと悟った俺はパソコンで軍事シュミレーション的なゲームを起動させた.


さぁて・・・・・.





ちなみにプレイする国はどこをどう考えても大日本帝国.

ドイツも時々あるが,米英は絶対にない.


領土ありすぎて奪う楽しみと戦力が最初っからありすぎて面白くないからな.




さぁて,ゲームの中で時代は1942年.

実際なら日本軍がミッドウェーあたりで大敗北を喫するあたりなのだが,この中では世界のほとんどが日本の領地.

太平洋やアフリカ大陸もすべて.


残りは地中海あたりのイギリス残存艦隊ぐらいだ.


アメリカは本拠地である北米東海岸以外の領地をすべて失い,イギリスは本国近くのドーバー海峡辺りの制海権を保っているのがやっとという有様.


同盟国であるドイツは始まって早々イギリスの潤沢な戦力にぼこられて本国の殻に閉じこもってイギリスと押したり引いたりしている.


で,地中海.


こちらの艦隊は巡洋戦艦(小型の戦艦で速力が速いかわりに攻撃力と防御力が薄い)が20隻.

敵は航空基地が2つと駆逐艦やら巡洋艦やらの小さな艦隊.


戦艦(といっても巡洋戦艦だが)の艦隊相手では本当に無駄な抵抗.

1個艦隊は最大16隻までなので,自軍には10隻の艦隊が二つある.


さて,では開戦.

こちらは航空機がないため,夜に攻撃する,
この時代の航空機は夜間や雨の日は使用不可なのだ.


始まってすぐに近くにいた敵の二つの艦隊がこちらの1艦隊と戦闘を行いあっけなく壊滅.
何隻か逃げたためそれを追わずに飛行場の破壊を始めた,


もう一つの艦隊は始めから飛行場を攻撃.


すると北のほうから先ほど逃がした軍艦の一隻がこちらに漂ってきた.



さて.
こちらは10隻の戦艦.


相手は1隻の駆逐艦(排水量約1000tほど.戦艦は3万t以上)


こちらの戦艦の主砲は巡洋戦艦であるため小型だが38cm.(戦艦大和は46cm)
副砲でさえ15cm.


敵は12cm以下の主砲.

射程も威力も格段に違う.



というわけで俺はコマンドを操作し攻撃目標を飛行場から一隻の駆逐艦に変更.

探査灯(夜間で敵を照らすライト)を照射させ,一斉に砲撃を開始した.


刹那.ズバーンズバーンと敵の駆逐艦の周囲に水柱が上る.


初弾,全弾外れ.


ったく・・・・.1隻ぐらい当てろよ.


しかし,まだ敵の射程に入るまでに少なくとも3射はできる.
1隻に38cm砲が6門ついているから1隻あたり18射撃.
10隻で180発.
更に近づけば副砲も撃ってくれるだろうから200発は超えるな.

頭の中でそう考え回避行動をとらせずに射撃重視の陣形で動く.

第2射.


ズバーンズバーン.


・・・・・・.全弾外れ.



第3射.



ズバーンズバーン.




・・・・外れ.


と同時に敵もこちらに舷側(船の横側)を向け砲撃開始.

雷撃までしてきやがった.


砲撃ならたいしたことはないのだ.


戦艦の装甲を打ち破られることはない.


しかし,撃ち破られないのは重要な部分である中央構造物だけで,その他の部分なら傷程度なら負わせることが出来るのだ.


その駆逐艦は驚異的な命中率と速射性で2番艦に砲撃を集中.

小破させやがった.


同時に魚雷が3番艦に命中.4番艦,7番艦にも次々と火柱が上がる.


・・・・・・・・・.



俺はもう驚きしか出ない.



たった1隻の敵艦になにを・・・・・!!!!


そう思った瞬間




ズバーン!!!




副官「弾薬庫に引火!! 3番艦爆沈!!!!」





はい?!?!?!?



それはねぇぜ.



で,ようやくこの頃になり一発の砲弾が敵に命中.
沈まなかったので多分副砲であろう.

しかし,駆逐艦には自分の攻撃力以上のものがぶち当たったわけで火災が発生.
夜間に火災はひどく目立つ.
一斉に主砲が集中.ようやく撃沈させた.


戦果.
地中海を奪取.

被害.
戦艦2隻小破
戦艦2隻中破
戦艦1隻轟沈


被害はすべてあの駆逐艦1隻にだ.



・・・・・・・・・・.




・・・・・・・・・・・・・・.





無駄な抵抗じゃないなぁ・・・・・・・・.




そう痛感した俺はノートを広げテスト勉強することにした.



いや,だってさ?

一介のプログラムが無駄な抵抗と悟りながらも果敢に抵抗し自分以上の敵を偶然であったとしても撃破したんだぜ?

人間だってできるって.

まぁ,そう思って自称「無駄な抵抗」を始めた俺.

効果があるかは1週間後に.


さてさて.ではでは,
by rikipedia | 2008-11-30 10:48 | 歴史バカの日記