雨・今日・文芸にて。   

10月23日木曜日。

いつもどおり、学級崩壊並の授業が終わり・・・・・。


まぁ、そんなリキペディアの4限目からの様子をどうぞ。


「ん・・・ 部室行くん?」

そう聞くのはB場ちゃん。俺とおなじ文芸部だ。


そして今はCH(コミニケーションアワー)が終わった3時半ぐらい。

本当はCHってのは自習の時間みたいなもんなんだが・・・・・・・。

俺達M科は3時限目が製図で、そのまま引き継いで製図をしてる。製図の先生もどうやら製図の時間と思ってるようで、3時限目に講義、4時限目に実際に書いてみろ~みたいになってる。

で、4時限目はその製図が終わるか、4時半を過ぎたら帰っていいのだ。
で、今回俺は早く帰りたい一心で集中し、3時半には終わらせていた。


「ん~・・・・・。部活に先に行っとくぜ。」

俺はとりあえずそう答えた。

まぁ、昨日は5時までいて誰も来なかったんだが・・・・。

まぁ~今日は誰かいるかなぁ~なんてな。苦笑。


さて、B場ちゃん・H瀬は今週土曜(つまり明後日)にある高専祭に出す店の看板作りをする係りだ。

俺はというと、何もない。だから先に部室へ。



ザッザッザッザ・・・・・・・。


教室から文芸までは結構遠い。

まぁ、近いと言えば近いんだが・・・・・・・・・・・・。


ザッザッザザッザ・・・・・・・・・・・・・・。



雨が降って砂利がむき出しとなった道。

こんな時の足音が軍隊が行進するような音で小気味よいと感じるのは俺だけだろうか??


ッザッザッザッザザザッザ・・・・・・・・・。




ん?





部室の電気が珍しく灯っていた。

最近は俺がいつも一番でいつも誰もいないというのがお決まりなのに。


ガララララ。


文芸の横開き式ドアを開ける。


「あ、こんちわー。」 そう言うのはH田さん。

他は誰もいないようだ。

「今日は早かったなぁ~?」

とH田さんに聞かれる。

簡単に「製図が終わった者から自由に帰っていいんですよ」と答える。

手近な椅子に荷物と学ランを置き、H田さんの正面の席に座る。

別にもう一つ隣の机と共にある椅子でもよかったのだが、それだと距離が遠く、相手を避けてるようだと感じられたくなかったからこの席にしたのだ。まぁ、一番近かったからでもあるが。


H田さんは何やら絵を描いていた。


まぁ、それが本来我々、文芸部のあるべき姿であり、俺が持ち込んだボードゲームで隣に囲碁・将棋部があるにもかかわらず、「王手!」なんて叫ぶのはどう考えても文芸ではないよな。

俺もそう思うぜ。苦笑。

で、絵を描くにも描く気がなく、小説を書こうにもパソコンがなく、暇な俺は自分で持ってきた本で読書することにした。

題名? 「大日本帝国海軍について」さ。

CGで軍艦やら航空機が書いてあるから絵を描くときにも重宝する。


さてさて、俺が読書を始めて少し経つとH田さんが立ち上がり、「よし!」と声を上げた。

どうしたんですか?という俺の問いに、H田さんは英語部があると答えた。

ふと気になり、英語部では何をしてるのかを尋ねた。すると、英語部ではフルハウスを見てるだけだそうだ。当然、英語版だが、日本語字幕が付いてるらしい。

う~ん、英語部って普通に英語の授業のようなものかと考えていたが・・・・・・・。

ビデオ見てるだけかよ。苦笑。

そう突っ込むと英語部への入部を勧められた。

だが、英語部はどうやら女子が主体で男子はほとんどいないということ。

まぁ、別段、悪くはないんだが、これ以上忙しくなったら文芸に出れなさそうだから、丁重にお断りしといた。

「5時には帰ってくるから。」
そう言い残し、H田さんは去って行った。




さてさて。


誰もいなくなった部室。


暇だ。



とりあえず、寝ることにした。


机に鞄を置き、その鞄をまくら代わりにしてそこに顔をうずめた。


一応、5時半にタイマーをかけた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・。










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。










・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



















パン!!!



















10分~20分ぐらい経っただろうか。


突如として部室に手をおもいっきり叩いた音が響いた。



俺は実はと言うとまだ寝てない。


寝ようと顔をうずめていたが、授業の時、あんなに俺の頭を襲った睡魔の野郎は今更になって訪れず、早く寝ろーと自己暗示をかけている最中であった。



睡眠妨害もいいところである。



音が響いた瞬間、起きようかと思ったが、なんとなくそのまま顔をうずめ、寝たふりをした。

どうせB場ちゃんかH瀬殿だろう。

それ以外は先輩か?


「ねぇ・・・写真とっていい?」


手をたたいたやつがそう言う。

この声はまぎれもなくH田さんである。

なぜに?と思ったが、まぁ、今さら起きるのも変なので、寝続けることにした。


ふと、国語で習った「稚児の空寝」という古文を思い出した。


ボタモチ欲しさにタヌキ寝入りで夜更かしして、起こされても一回で起きるのは変だからそのまま寝てたら2回目、起こしてくれなかったから仕方なく、少し時間がたって返事をしたら笑われたという話だ。



さて、H田さんは諦めたのか、先ほどの席ではなく、俺の真後ろの席に座った。



ボーーーっとして、なんかいい感じに眠くなってきたところで、



ヴ~!!ヴヴヴ~!!!



と、ケータイが盛大なバイブレーションのコンサートを始めやがった。


まぁ、起きるきっかけになるな、と安眠妨害めと思いながら通話ボタンを押す。


「あ・・・もしもし。」



……この声は、B場ちゃんである。


「ん・・・・ どしたのさ?」


若干くぐもった声でそう返す。


すると、


ガラララララ


部室のドアが開き、B場ちゃんとH瀬殿登場。


よく寝れるなぁ~とか今日英語部中止になったとか、よっすとか部員の声を聞きながら眠気を飛ばす。


B場ちゃんとH瀬殿は部室にある紙コップを集め始めた。どうやら、これを全部デポジットにて返却し、お金を回収、ジュースでも買おうと言うのだろう。

そうは問屋がおろすものか。

俺だってそのコップを提供した人間だ。俺もつれてけ。

H瀬殿は一番飲んでないと思うんだが・・・・・・。

で、ジュースを買いに教室近くまで戻った俺たちは、デポジット回収機の誤作動で50円ほど逃すという失敗を演じながらも、ちょうど一人70円、1杯分ずつを回収できた。

俺はイチゴミルクを頼んだ。

初めてそれを頼んでみたがこれが結構おいしかった。

2人はまだ用事があると言うので、教室へ。

俺は部室へと戻った。

紙コップについた、ベタベタの原液を落とそうと、部室へ行く途中の水道で周りを洗ったが、そのとき中に水が入った。



味が薄くなったのは言うまでもない。





部室へ戻るとH田さんが同じ場所で、同じ絵の続きを描いていた。


俺はというと・・・・・・・・、仕方ない。することもなく、また本を読むことにした。





ザァザァザァザァザァ・・・・・・・・。




雨音は一層大きくなっていた。




太陽なんぞ、覗く気配もない。文芸の明かりがなければここらはかなり暗いだろう。








相変わらず俺は本を読み続け・・・・・・・・・。
時々読む本を変えた。




















相変わらずH田さんは絵を描き続け・・・・・。
時々、よし!とかあぁ!とか雄たけびをあげた。























相変わらず空はどこまでも暗く雨を落としている。
時々雨音が遠いた。


















そうさ。俺はこんなヒマでのんびりした時間が結構好きなのだ。



別に一緒にいるのがH田さんだから別段、というわけではない。


やはり文芸部に自分がいて・・・・・・・・・・・・。


面白い仲間がいて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


それでいてのんびりとゆっくりした時間がただただ過ぎるのが好きなのだ。




だが、そんな時間は長くは続かないことであろうことは百も承知。


いつしか卒業して、いつしか就職して・・・・・・・・・・・・・・・・・。


そん時の俺はどんなってるんだろうなぁ。


と、ふと考えてしまっていた。



さて、気づくと時間は5時。5時半までには帰らなくてはな。

別にいつでもいいのだが、寮食や風呂が混むのはごめんなのだ。

H田さんに帰宅予定時間を尋ねると7時と答えた。俺と同じく(というか文芸部は大体)5時ぐらいだったのに珍しい回答である。

理由は家に帰るのが面倒だそうだ。




・・・・・・・・・・・まぁ、この雨じゃあねぇ。


通学生は面倒でしょうよ。苦笑。




さてさて、5時半に近づき、俺は帰宅の用意をし始めた。

といっても出した本をしまうだけだが・・・・・・・・。苦笑。


どうやら絵が完成した様子のH田さんにその絵の出来を聞いてみた。また、トーンの使い方などを聞いた。

久々に文芸についての知識が増えた気がした。



帰ろうと、荷物を持ち上げ、ドアに手をかけた時、何気なく、思いついたものがあったので聞いてみた。


「そういや、家での暇つぶし法とかありませんかね? 最近ヒマで・・・。」


まぁ、寮ですることはたいていこのブログの更新か文芸の仕事しかないのだ。

ヒマは好きだが、マンネリ化したヒマは嫌いなのだ。

毎日違ったヒマと、違った忙しさ。それが俺の好きな生活ライフさ。

さて、先ほどの問いにH田さんは


「う~ん・・・私はねぇ・・あれ?何してたっけ・・・」


と首をかしげていた。少し考えたあと
「自分の中で会話してるよ!」
と答えた。


そして、おそらく外人の名前であろう。ジョニーやらなんやら名前を挙げた。どうやら、それらの名前の人たちが頭の中で会話してるらしい。

それならば俺もある。

外務大臣や財務大臣、文部科学大臣や軍務大臣。厚生労働大臣、それらを束ねる首相。

まぁ、簡単にいえば自分を国家として考え、会話するのだ。

たとえば、友達との会話や関係なら、外務大臣が。お金については財務大臣が。勉強は文科大臣、まぁ、それらの方々が会議をし、俺の行動を決定する。

俺がそう言うと、「でもそれすると落ち込むよぉ~」と返された。

・・・・・確かに。そのせいでネガティブスイッチが入ることしばしば。


「一度しかない人生がんばらなぁ~」


と、なんか慰めのようなことを言われた。

その言葉に俺は、「これのどこが青春だよ。謳歌した欠片もねぇよ。」と苦笑気味に返し、俺は部室を後にした。


そうさ。高専なんて基本男子校。


青春のかけらもない。


部活が青春だ!って言うんだったら・・・・・・・・、


まぁ、俺の場合、部活の準備でコピーを忙しくしたり用紙を取りに走ったってのがそうなるんだろうが・・・・・・・・。



俺より青春してねぇヤツなんて。


日本中探しても大していねぇって。苦笑。



まぁ、こんな平和な人生、悪くねぇよな。



のんびり行こうぜ。のんびりとよ。


まぁ、留年せん程度にな。


つまり、
普通は偉大だっぜ!!
ってことさ。

さてさて、ではでは。
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by rikipedia | 2008-10-23 21:05 | 歴史バカの日記

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