2011年 04月 28日
「現役留年生が送る留年しないための方法」
「現役留年生が送る進級するための方法」!!
いやぁ、最近「現役東大生が送る、~~の本!」みたいのがあるじゃないっすか。
ならば、対抗して「現役留年生が送る留年しないための10の方法」的なものがあっていいんじゃないかとね!?
ってなわけで、行きます。
ちなみに、今回扱う「留年生」とは、1年間学校に通い続けたのに、各教科の最終評価が足りずに留年した留年生を対象としております。
つまり、病気や家庭の事情等で出席日数が足らずに留年した留年生はこの対象ではありません。
そこのところ、あしからず。<(_ _)>
では、今度こそゴー。
「現役留年生が送る進級するための方法」
第一章「留年とは」
第二章「授業中では」
第三章「課題・レポート」
第四章「試験勉強は」
第五章「もし留年したら」
・第一章「留年とは」
留年(あくまでリキペディアが所属する大分高専の場合)とは、進級に必要な単位が足りずに、もう一度同じ学年に甘んずることである。
留年によって起きるデメリットは、まず、金額による換算で数百万円程度の損失が挙げられる。
なぜかと言えば、その留年した学生が、生涯で働く時間が1年間短くなるからである。
仮に、初任給20万で1年間働くとすると、約200万(実際の初任給は18万だったりするため大体等しい)のマイナスである。
また、学費も1年分余計にかかり、親元からの自立も遅れるため、保護者の観点からすれば実質的な損失は100万円。
そして、その生涯賃金が上記で述べたように約マイナス200万で、合計すると300万に近いかそれ以上の金額が失われることになる。
さらに大げさなことを言うのであれば、留年生が増えれば増えるほど地方自治体の教育に対する支出が向上し、逆に社会で働く人口が1年分少なくなるため、日本全体の留年生が日本に与える影響と言うのは凄まじいものがある。
もっと大げさに計算を行うとすると、2008年度の日本の国民一人当たりのGDPは3万4,115ドルである。
もし留年者が一人出るとすると、日本の生産額がそれだけ減ることを意味する。
人口100万人当たりに100人の留年生がいると仮定すれば、1億3000万人が暮らす日本全体の留年生の数は1万3000人となり、1年あたりの合計は34,115×13000=4億4349万5000ドルの損失となっている。
実際にはこれに加え、留年生一人一人に対して余計な教育費も支払わねばならないため、日本の負担は増大するばかり。
まさに、留年生が国を傾ける!
・・・さて、少し大げさにやりすぎたが、とりあえず、留年した故に発生するデメリット、金額だけでも大きなものと言うことが分かって頂ければ。
・第二章「授業中では」
留年した人には、授業に対する態度にいくつかのパターンがみられる。
まず、「授業に参加しない」ないし「よく遅刻をする」。
これは留年生の典型的なパターンである。
授業に参加しないから授業の内容がわからないし、遅刻や欠課を重ねれば未履修扱いになってしまう。
それらの要因が積み重なって結果、留年への階段を一歩一歩と登る羽目になってしまう。
次によくあるのが、「授業に参加しても話を聞いていない」というもの。
居眠りや内職、上の空、ゲーム、読書などなど。
結局これも授業中での大事な点を聞きそびれてしまったりするために、試験で点が取りにくいと言う事態を前く要因となってしまう。
ちなみに、高専4年目のリキペディアの感想としては、授業中におざなりな態度をとってしまっていても、家庭内での復習ないし予習がちゃんとできていれば、比較的安定して点数が取れる傾向があると思われる。
しかし、授業中に話を聞いていない授業の内容の復習と言うのは、もはや独学に近いものであり、つまりは誰の説明もナシに簡単に完璧理解できるほど高等教育機関は甘くないと言うことである。
授業中に全く何もしていなくても留年しない学生がいる場合、彼らは塾や兄弟に教えてもらうか、もしくは放課後に勉強している場合、試験期間に友人や借りたノート等でがっつり勉強して難を逃れている場合が多い。
つまりは、どこかで何かしらの勉学に励んでないと留年する確率がものすごく高いということである。
リキペディア個人としては、別段授業中に内職したり居眠りしたりするのも構わないと思うが、教師が時々発する重要単語・・・「ここは試験に出すぞ」「ここ赤線な」等の言葉は絶対にその場で教科書やノート・・・つまり、「頭に覚えるからいいや」ではなく、何かしらの記録媒体にしっかりと書きこむことが重要であると思う。
また、ノートの取り方であるが、時々教科書に載っていることをそのまま書く教師がいるが、それは別段ノートに書き取る必要はない。
むしろ、その場で教師が発したその定義や語句の説明、解説等をしっかりとメモすることの方が重要である。
さらに、時々教師が予断としてその教科の予備知識的なことを話す場合があるが、興味がある場合は覚えておこう。
ちなみに余談だが、リキペディア個人は専門関連の雑学話が凄く大好きなので、毎度毎度楽しみに聞いてたりする。
第三章「課題・レポート」
本記事で最も重要だと思われるのがこの章である。
留年生の大半は課題やレポートのみ提出率が尋常じゃないぐらいに高い。
事実、リキペディアが見てきた留年生はそのほとんどが課題やレポートを提出しなかったために留年している。
また、リキペディアもその課題未提出ゆえに留年した留年生である。
授業が分からないから課題もわからない。
課題がわからないから授業もわからない。
これのどちらが先にしろ、どこかで原因があり、始まりがある。
それをどこかで是正しない限り、「留年」という裁きの鉄槌は軽く振り下ろされること必死。
まず、課題やレポートが出たら、その日のうちになるべき片付けることをお勧めする。
周囲には40人の友人がいて、彼らは全員等しく仲間である。
聞けば必ず少なからずは答えてくれるだろし、「わからない」と回答した人でも、「俺はわからないが、あいつなら分かる」と言った情報を提供してくれたりする。
なので、わざわざ一人になる家でやるのではなく、みんなが揃っている学校で課題を済ませるのをリキペディアは強く勧める。
誰でもいいから席が隣の人に「一緒に課題やらないか?」って声をかけてみよう。
とても大きな理由がない限り、その当人も課題を消化しようと考えているため快く承諾してくれるはずだ。
そもそも、我が大分高専に於いてこれほどまでに提出物が重視されるには理由がある。
それは、「出し続ける」と言う「根気の良さ」や「忍耐強さ」を評価するためだとリキペディアは考えている。
課題と言うのは、1回出さないで放置してしまうと2回目も未提出になる可能性がものすごく高い。
それが積み重なって最終的には10個や20個と言った課題の塊になってしまうのだ。
その時になって友人に課題の解答を聞いても誰も覚えてはいないし、先生に回収されてしまっていたり、本人がなくしてしまっていたりと、非常に不安定な状態に陥る。
そのため、根気よく、辛抱強く課題を「提出し続ける」ことは対留年作戦に於いては非常に重要な点である。
また、教科によっては「課題を全て提出した者のみ再試験の権利を有する」と言う一文があったりもするため、課題の重要性と言うのはくどいようだがものすごく高い。
しかし、多くの人が「課題は大切」と言うため、「なんだ、また同じ説教か・・・」と思うかもしれないが、これだけは本当に重要な点で、どうしようもない。
・・・と、書いてもやはり軽視してしまう課題。
それはリキペディア自身が去年そうであったためにたやすく想像できる。
なので、結局は自分でやるしかないため、いくら警句を鳴らし続けても効果があるかはわからないのだが・・・。
しかし、現役留年生は語る。
「課題・レポートはマジでやっとけ」
これは、フィクションでも偽物でもなく、等身大の留年生が語る、留年防止の一番多きな手段だ・・・!!
ちなみに、リキペディアの去年度終盤は本当に悲惨なもので、最後2週間以内に提出すべき課題が50を軽く超え、未提出レポートが10個、他、多数の課題を提出しなければいけない状況で、さらに試験勉強まで並行して行わなければならないというものであった。
当然、こなせるわけもなく、結果リキペディアは3Mにいる。
今年度、リキペディアと同じ境遇のクラスメイトが出ないことを願ってやまない。
・第四章「試験勉強は」
試験勉強をしなければ、試験で点数が取れないのは自明だが、留年生の多くはノー勉強で試験に臨んでいたことが多い。
全くもって謎の行動としか言いようがないが、自堕落な生活を送っていると、そのまま惰性で試験勉強をサボってしまうことが大きい。
つまり、リキペディアの場合でいえば、部屋に帰ればゲームしたりパソコン触ったり本読んだりで、勉強が全く身についていなかったりしていた。
それを解消するためには、課題の項でも述べたように「学校で済ませる」と言うのが一番確実でいい方法であると考える。
幸い、教室や図書館など比較的静かで空いている場所は多く、試験期間中、勉強するのにはもってこいである。
また、成績優秀者にみんなで勉強を見てもらうという方法がある。
去年の3Mがやっていて、結構大きな成果を残したのだが、そこに留年生は基本的に参加していなかった。
なので、留年生はみんなで勉強するようなイベントに積極的に向かうことをお勧めする。
また、留年生に限って、「みんなでやると集中できない」と言うことがあるが、むしろ一人でいるとやらないので、周囲の人を巻き込んで勉強する方がいいと思われる。
それと、試験勉強の際には過去問を有効活用すべし。
出題傾向や、その先生の特徴、配点。
1枚の過去問からつかめる情報はとても大きい。
本当に時間がない場合、過去問だけを暗記する、と言う攻略法も存在するが、次回・時学年以降続かないため、本当に緊急回避の策として考えてほしい。
また、過去問は積極的にもらいに行くこと。
先輩に知り合いがいるのならば積極的に声をかけ、先輩に知り合いがいる同級生がいるのならば、同じく積極的にもらいに行こう。
また、クラスに留年生がいる場合、過去問だけではなく、その先生の授業のポイントや評点のつけ方、他いろいろな情報をくれるので是非活用しよう。
とりあえず、留年防止のためにはなんでも利用して、何が何でも上がるという信念こそが重要である。
2回3回と過ぎていく内に「これはダメだ」「無理だな・・・」と諦める気持ちが出てくるが、そこでくじけてしまっては意味がない。
再試に全てをかければ進級する可能性は残されるからだ。
また、課題の未提出等で再試の権利が剥奪される場合があるが、それでも諦めてはいけない。
先生の教官室に自分の足で乗り込んで、頼み込んでお願いすれば先生が再試の権利をくれたりすることもなくはない。
先生が見ているのは、各学生のやる気とか根性であり、「なんとかして上がりたい」という気持ちを試しているのである。
そのため、再試の権利がなくなったからと言って、早々に諦めるのではなく、「追加の課題も出しますからどうかお願いします!」と熱心に頼みこむことが留年回避には重要である。
リキペディアもその例外ではなく、留年後に色々伝え聞いた先生の話で「もう一度チャンスをあげても良かったんだが」とか「直にお願いに来れば再試のことも考えた」と言う話を聞いていたりする。
・第五章「もし留年したら」
以上、対留年作戦を長々と書いてきたがそれでも留年してしまった場合。
各留年生によって性格は異なるため、留年した場合の行動は大きく変わってくると思われるが、分けるとすれば2つに大別できる。
それは、「ずっと一人でいたい」場合と「馴染みたい」場合である。
前者ならば交流を遮断するだけなので簡単だが、後者となれば結構ハードルが高い。
こういうとき、体育系の部活に入っていれば多くの後輩がいるだろうから、そこを軸にして広げて行けるのだが、リキペディアのように全くもって後輩に知り合いがいない場合。
全くもってリキペディアの持論ではあるが、まず、「留年生がこのクラスに対して出来ること」をアピールする。
留年生なので、過去問の手配や先生の特徴、授業のコツ、その他、学校関連で何かしらの持ってる知識を生かして、まずは「留年生」と「一般生」の間にある壁をぶち壊そう。
一般生が「この授業~~~ですかね?」と留年生に聞いてくるのは、本当に授業の内容を聞きたい場合もあるが、新しい留年生がどういった人かを判別するために話しかけることも多々ある。
それに対して、自分は警戒しなくていい人物だと、大丈夫な人物だとアピールし、友好的に接することが重要だと考えている。
その段階で「問題ない人」「大丈夫な人」だと思わせることが出来れば相手の警戒心も緩み、結果クラスに馴染みやすくなる。
それから次の話題は趣味。
スポーツ、芸能、ニュース、授業。
何でもいい。
とりあえず、自分が好きなことを大きく胸張って「好きだ」と言おう。
そうすれば、クラスでの認識は「よーわからん留年生」から、「~~好きな(~に詳しい)留年生」となる。
そこから同じ趣味を持った人を探して一緒にしゃべればいいし、そこからまた別の友人にリンクしていけばさらにクラスでの馴染度とでもいうべきものが上がるものと思われる。
留年したのであれば、留年したことについてあれこれ後悔するのは既に遅い。
であるならば、「留年したがこれからどうしよう」と言う思考を働かせ、次につなげることが大事なのだと、リキペディア個人は考える。
以上で、「現役留年生が送る進級するための方法」を終わる。
長くなってしまったが、これで留年者が一人でも減れば嬉しき限り。
まぁ、もっとも、これらが本当に大事かどうかなんて言うのは実際留年しないとわからなかったりするので、どの程度伝わるか心配だが・・・。
とりま、これで終わり。
さてさて。ではでは。
追記。
さってと。
今日は久々に長い記事を書いてた!ww
2時間ぐらい書いてたwww
とりま、これ書いてチャッチャと課題やって寝るかな!w
そんじゃ、お疲れ!!w
ぽちっとお願いします!!\(^o^)/
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by rikipedia
| 2011-04-28 23:57
| 歴史バカの日記